2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

町家が消える、町が壊れる

中京のこの辺りにはまだまだ大きな「塀付町家」が残っている。しかしよく見ると塀にはなにやら白い看板が、、、。ついにこの家も取り壊されて5階建てのマンションに(新景観条例でこのあたりは最高15mしか建てられない)。 立派な門構えの公家屋敷風である…

井上清七薬房

下京のいわゆる「田の字」地区の中にある町家。以前は薬屋だったことが看板から読み取れる。しかも目薬。現在は空き家になっているのだろうか? 場所は学校歴史博物館の西にあたる。 北隣にはこの間まで町家があったはずだが、あっという間に取り壊されて更…

桂小五郎像

河原町通御池角の京都ホテルオークラの一角に桂小五郎の銅像がある。ここより北の日銀京都支店一帯は、長州藩邸があったので建てられたのだろう。 池田屋事件のときは直前に抜け出し、ここまで逃げ帰ったのだろうか。 このホテルは立替の際に高さ制限の例外…

東本願寺

京都の街なかに巨大な建造物が、、、。 50年ぶりの親鸞聖人750年御遠忌に向けて改修中の御影堂である。因みに「御影堂」は「ごえいどう」と呼ぶが、同じ文字でも知恩院では「みえいどう」と呼ぶ。たしか西本願寺も同じだったと思う。 以前は京都で一番大きな…

北近畿タンゴ鉄道

行政主催の講座の講師を務めるため、先週、今週と連続で京都府の北部地域へ一泊二日の旅をした。 JRが分割されたときに、宮津から先はお荷物になるからと「民営化(響きは良いが、切捨て)」され、北近畿タンゴ鉄道として地元等出資の第3セクターの運営と…

御用所松前屋

なんの御用をするところかって?いわずと知れた宮中に昆布を収める店である。自己主張を控えたシンプルな暖簾がかえって強烈に主張している。 なんでも当代の当主は32代目だそうで、鎌倉時代まで遡ることができるとは驚きである。 松前屋 商売が大きくなって…

梅だより

新聞に「梅だより」が掲載されるようになってきた。京都御所の梅はまだ「つぼみ膨らむ」だったが、なかにはちらほら開花しているのもある(写真ではよく見えないないかもしれないが、目を凝らしてみてください)。 季節は確実に春に向っている。 ”冬来たりな…

雪の朝

先日に引き続き、2月にこんなに雪が降るのは何年かぶりである。 建礼門やその後ろの紫宸殿も雪に煙る。 改修中のの堺町御門 鷹司邸跡の柑橘系の木(ゆず?だいだい?みかん?)の黄色が、墨絵のような雪景色にワンポイントを添えている。

音の風事務所

音符のデザインが壁一面に。普通の民家にしては少し変わった建物である。ここは個人の住まいではあるが、NPO法人音の風の事務所も兼ねている。 プロ、アマのミュージシャンたちが月に40回ほどの活動を行い、着実な歩みを続けている草の根のNPOである。

ランプ小屋

JR奈良線稲荷駅を降りると目の前は伏見稲荷大社の参道である。駅構内にひっそりと立っているのが明治13年に完成したランプ小屋である。 なんでも現存する国鉄最古の建物だそうだ。 京都と山科を結ぶ東山トンネルができる前は、東海道線は京都から南下して…