2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「画室の栖鳳」展

京都市美術館で開催中の展覧会に行ってきた。竹内栖鳳のデッサンや下絵を中心とした展示である。日本画は油絵と違って現場で描く、ということができにくいため、下絵が多く残されているのだという。それにしてもこの広い美術館の半分以上を占めるだけの下絵…

革島外科医院

昭和5年の建築なので、正確には「明治・大正」に入らないが、フランス建築風で当時としては(いまでも?)モダンな感じだったのだと思う。現在も医院や住居として使われている。 尖塔の上にあるのは、風見鶏かはたまた避雷針か?

ストリートビュー

屋根の上に何か分からない機械を積んだ怪しげな車をはじめて見た。よく見ると前後にカメラらしきものが、横にも、、、。 これはひょっとしてgoogleのstreetviewを撮影するための設備ではないだろうか!そうだとすると(勝手にそう思っているのだが)、大変貴…

かざりや 鐐

江戸時代から200年以上続いている錺(金属加工)の竹影堂のアンテナショップとして作られた。銀製品を身近に、普段使いの品として普及させようとしている店である。この寒いのに戸を開け放って職人さんが作業しているのを見ても、その意気込みの一端がうかが…

八百卯閉店

昨今京都でもシャッターを閉める店が増えてきた。 寺町二条角にあるこの店も例外ではない? 檸檬の店として余りにも有名なこの店は売り上げ不振で、というわけではないらしい。現当主が急逝し跡を継ぐ人がいないためと新聞にはあった。梶井基次郎の短編小説…

洛東の老舗料亭、旅館

京都では鴨川から東を洛東と呼ぶことが多い。一般的には東山山麓までを指すと思うが、広く山科までこう呼ばれるときもある。この店(道楽)は豊国神社への参拝客で栄えたようだが、寛永年間の創業というから370年は経過している。当主は10代目である。屋根の…

東山跨線橋

跨線橋といっても地図にも載っていない小さな小さな橋である(こせんきょうと入力して漢字変換しないのは、跨線橋が死語となっているのかあるいは変換に携わっている作業者が単に無知だけなのか、、、)。 東海道線の東山トンネルを出たところにあり(山科か…

そば処大鶴老舗

毎朝8時過ぎに通ると、右手の換気扇から白い湯気とともにかつおだしの美味しいにおいが勢いよく出ている。厳寒の朝だと特によく分かる。写真では見えないかもしれないが、、、(電柱の左の換気扇から出ているのが分かるかな?)。昼の営業だろうにこんなにも…

京都御所ゆかりの至宝〜甦る宮廷文化の美

京都国立博物館で開かれている特別展を見た。京都御所や桂離宮だけでなく、皇室とゆかりの深い寺々が所蔵する下賜された絵画、工芸品など雅な宮廷の文化の一端を見ることが出来る。 歴代天皇の宸翰や愛用の蒔絵の硯箱、桂離宮の釘隠し、引き手、狩野派による…

節分会・法住寺

後白河法皇陵を守るように建てられているのがこのお寺である。場所は三十三間堂の東隣、北には養源院がある。国立博物館への道すがら、ほら貝の音色に引かれて境内へ。 折りしも節分の追儺式の最中で、さほど広くない境内は参拝客であふれていた。おなじみの…

月琴

通りかかった食堂に入ったら、壁にこのようなものが懸けてあった。聞けば、月琴というとのこと。Wikipediaで調べたところ、中国、日本、越南の伝統楽器と記されていた。弦は4本で、三味線というよりは琴に近いのかもしれない。周りの螺鈿模様は、この店の奥…

同志社大学江湖館

同志社大学が町家を買い取ってサテライトキャンパスとしている。 元は商家であったようで、通り庭や井戸の跡など、完全な京都の町家である。 ここで「学びなおし講座」が催されており、その講師として出かけた。町家をなるべくそのままにして残そうという意…