アートな現場
祖父の50回忌法要の後で、近所のフレンチレストランで会食した。この店は最近ミシュランの☆を取ったばかりである。壁にかかっているのは本物かと尋ねたら、30万円との答えが帰ってきた。 このお皿は2万円とのこと。ただでさえ慣れないフレンチ料理に緊張して…
招待券をいただいたので、初めて「美術館・えき」を訪ねてみた。 「京都の源流である平安京の人々は、見えない世界を信じ、平和を願ってきました。写真家・安珠が伝承されている物語をもとに写真で表現した作品から、千年以上前の日本人が持っていた想像力と…
これをアートな現場と呼ぶには賛否があろうが、どうしてこのようになったのだろうか?一つ言えるのは、この家の持ち主が梅の木(?)を大切にしているということが感じられることか!?
街中で前を歩いていた男性が同じバッグを下げていたので思わず声を掛けようとしたが思いとどまった。 色、サイズとも同じだが一点だけ異なるところがあった。 それがこの部分。僕のバッグには黒田征太郎さんのイラストが入っているオリジナル品である。 福島…
根本中堂が10年に渉る平成の大修理中である。 足場を組んで回廊のようになっているので修理の様子を目の前で見ることができる。 檜皮葺の細かい仕事の屋根が目の高さにあり、完成すると二度と見られなくなるはずである。 もちろん不滅の法灯ががある本堂内部…
嵐山近くにある車折神社の末社の一つに芸能神社がある。その名のとおり芸事の精進を祈願する参拝客が多いのだが、太秦の撮影所にも近いので、映画関係者など文字通り芸能人の信仰も集めている。 朱塗りの玉垣を奉納する人が多く、誰でも知っている俳優の名前…
お隣の京都商工会議所移転のとばっちりを受けたのか、この教会も壊されて、跡地にはホテルが建つとの話がある。 ここは教会とは思えない非常にユニークな建物であった。 遂に解体工事が始まったようである。屋上のオブジェ(?)の行く末が気になる。どこか…
東京の宮田画伯が関東一円の高弟を連れて京都に写生旅行に来られるようになって何年経つだろうか?毎回舞妓さんのスケッチと翌日はお寺の写生がセットになっている。 今までは祇園町だったが今回は趣向を変えて上七軒で。 10分スケッチして5分休憩、これを3…
京都新聞に用事があったので受付で待っていると、玄関から続々と人が入って行った。 聞いてみると「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」なるイベント開催中とのこと。 今は使われなくなった印刷工場(地下1階から3階までの巨大空間である)を使ってのイベントであ…
比叡山に行こうとして偶然乗り合わせたのがこの電車。 鉄道ファンにはお馴染のようである。 車内の様子。窓にもこだわっている。 ケーブルカーで比叡山へ。眼下に見えるのは八瀬のまち。 2週間ほど前の写真だが、途中の風景とは違い山頂の桜のつぼみは硬いま…
この京町家が最近ちょっとした話題になっている。 一見普通の町家だが、sansanと書かれた小さな表札が。 昨年東京から引っ越してきた名刺管理サービスのsansanのinnovation laboである。 人が集中している東京と違ってゆったりとした時間が流れる京都は、ア…
POP UP MUSEUMなるアートイベントに出かけてみた。場所は旧府立資料館の前庭。 よく見ると穂先には鈴が付けられている。 府立資料館は、京都学・歴彩館として生まれ変わった。
[明治維新で都が江戸に移り、町が寂れていくことを憂いた京都の町衆が、人材を育成して町を復興させようと、明治2年に各々の地域に小学校を設立した。その数なんと64校、全体を称して「番組小学校」と呼ぶ。松本の開智小学校が日本で最初の小学校(明治6年創…
3年ほど前のことになるが、親戚の法事で吉田山荘を訪れた。昭和7年に東伏見宮邸として建てられたものが、現在は料理旅館になっている。 こんなことでもなければ訪れることのない場所である。 真如堂の三重塔の向こうに東山が横たわっている。
][ ウィルアム・メリル・ヴォーリスの建築で、 京都に現存しているのは14カ所ほどであろうか。 大丸京都店がしっかり保存しているのは心強いことである。
普通の民家ではなく天麩羅屋さんだが、ここの出窓はいつも工夫が凝らしてある。
鍾馗さんというよりは大黒さんに見えてしまう。 そうだとすれば魔除けより、福の神というところだろうか。
まち歩きで案内していると、「鍾馗さんはどこで売っているのか?」と聞かれることがたまにある。そんな時は、「瓦屋さんで売っている」と答えることにしている。
晴れている日をめがけて、提灯干しが盛んに行われている。東本願寺のすぐそばなので、全国の末寺の提灯が干されていることが多いが、 中にはこの様に神社の注文もあるようである。某サッカークラブの社長をしている友人が、白峯神宮で提灯の奉納を願い出たが…
2年余りの耐震工事を終えて、南座が新しく開場した。 南座発祥四百年 南座新会場記念と銘打った顔見世興行を観劇してきた。本来、顔見世は師走の行事であるが、今年は高麗屋3代の襲名披露がメインで11月1日から行われている。 会場は着飾った女性たちで賑…
最近の錦市場は海外からの観光客で、文字通り押すな押すなの人通りである。 しかも歩きながらものを食べている人が多いので、迷惑この上もない。昔からの魚屋でも、蛸を串にさして売っているから、とても品のない商店街になってしまった。シャッターが下りる…
少し前のことだが、東京の友人から頼まれて、いつもの異界魔界ツアーを行った。 その途中で隠れた名所として開化堂を紹介したところ、ぜひにということで入ってみた (許可を得て写真は撮っている)。手作りの銅製茶筒が有名で、蓋が静かに滑り落ちてくるの…
立派な構えの京町家である。この看板は「なまあん」と呼ぶのだろうか?1階と2階の格子が異なっているのも面白い。一番興味を引くのがこの看板である。 上は上京区、下は左京区。この様な例は良くあるが、 住居表示まで違っているのは極めて珍しい。仁丹の…
SWINGというNPOが上賀茂にある。 「アート、環境、エトセトラ。スウィングは「べき」やら「ねば」やら既存の仕事観や芸術観に疑問符を投げかけながら、 世の中が今よりほんのちょっとでも楽しいことになればいいな!と願う一市民、NPOとして、様々な活動を展…
明治2年に、天皇が「ちょっと江戸に行ってくる」と言ったまま帰ってこられなかったので、 京都の人口も大きく減少し(35万人→20万人)、町が寂れてきた。そんな街を復興するには人材だ、ということで、町衆が土地、資金、資材を投入し 街中に64の小学校を作…
今宵は祇園祭の宵山。今時分は各鉾町から日和神楽が出発している頃かも知れない。 昼間でも相当な人出があったが、宵山はその何倍もだと思う。 四条通は文字通り押すな押すなで、そんな中に出かける気力は失せてしまった。岩戸山は新町通仏光寺にあり、中心…
実家の戸棚を整理していたらこんなものが出てきた。 試しにネットで調べてみたら、ちゃんとヤフオクに出品されていた。それならばとメルカリに出品したところ、しばらくは何の反応もなかったが、 最近になって欲しいという人が現われた。 大小2個がセットに…
鍾馗さんもここまで来ると単なる魔除けではなく、 意匠(デザイン)として使われているような気がする。
北野天満宮の近くで知人と打ち合わせをすることになり、この店へ。ポルトガル人のパテシエがオーナーで、結構有名な店らしいが全く知らなかった。 例によって、京都以外の客が多いような気がした。
一見して笑っているようには見えないかもしれないが、こちらと比較すれば分かっていただけるかもしれない。明日はこの神社の祭礼がある。