祇園祭/宵山



平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折ってきたことに由来するこの山は、縁結びにご利益があるとされている。こんな小さな子どもたちが、例の「、、、お守りはこれより出ます、常は出ません、、、」と節をつけて唄う姿は、「縁結びて何のことか知ってるか?」とツッコミたくなるような可愛さである。聞けば町内のマンションの住民だそうで、こういう人たちが祭りを受け継いで行ってくれれば良いなと思った。

前懸と胴懸は円山応挙の下絵らしい。これも凄いものである。

祇園祭/宵山の雑踏


はてさてこれは何でしょう?







昼間見るとこのようになっている。宵山だけで50万人近くが繰り出すので秋葉原の事件を受けて、今年から雑踏対策が強化された。とは言え風情を損ねてはいけないというので、鋼鉄製の車止めも竹で編んだ垣根で覆われている。これに限らず京都で何かやろうとすると通常以上の出費がかかるのも事実である。