看板



東本願寺近くの狭い道を歩いていたら、今は営業していない(であろう)一軒のお米屋さんがあった。入口にオールドファッションドの秤がおいてるところを見ると今でも現役か?

見上げれば、プラッシーの看板が。プラスチック製であるところを見ると少しは新しいかな。プラッシーは武田食品工業が販売元で、なぜかお米屋さんでしか販売していなかった記憶がある。今を去る40年前、学生寮に寄宿していた我々の贅沢品であった。コンビニや自動販売機のない時代であったので、ジュースといえばプラッシーであった。ビタミンCがプラスされているとして、プラッシーと名付けられたらしいが、それがとても健康にいい気がしていた。単純なものである。この頃からコカコーラが日本に上陸し、それを飲むのがおしゃれみたいな時代で、プラッシーもだんだん廃れていった(販路の問題もあったかもしれない)。

そのプラッシーの復刻版が発売されたと、寮仲間の友人が教えてくれた。なんでもローソンでしか売っていなくて、しかも関東地域限定らしい。残念ながら京都では手に入らなかったが、あの味の感触は今でも鮮明に覚えている。


看板と言えば昔は鉄製で、仁丹が有名であった。これは「酒ハ、、、」と書いてあるところに時代を感じさせる。室町押小路下るに今でもある。

オロナミンCの看板も良く見かけたが、これは大村昆ではなくてその前の浪花千栄子である。看板も古びていて何年前のだろう(近江八幡にて)。