節分のお化け

四条通を歩いていたら、壬生寺吉田神社の臨時バスに出くわした。長いこと京都にいるが、こんな臨時バスがあるのをはじめて知った。さすが節分の日ならではである。この二つに加えて、廬山寺がさしずめ京都の三大節分名所か。(異論はあるかとは思うが)

花街では、舞妓や芸妓が日ごろ着られない衣装に身を纏い、贔屓筋に挨拶に回る。宝塚風や歌舞伎の役者姿など。これを「節分のお化け」と呼ぶ。今年はどんな衣装にしようかと何日も前から考え、日常と違うハレの世界に女性たちも大いに盛り上がるらしい。我々からすると、芸・舞妓姿だけでも充分に非日常なのだが。

これを目当てに、観光客やカメラマンが大勢集まる。普通に歩いているだけでも何人にも出会うので、興味のある人は来年にでもお出かけください。