京都の時間軸

京都の時間は、他都市に比べてゆっくりと流れている。

1.有名な話では、「戦争」がある。
古老の話「うちには立派な調度品がたくさんあったのだが、みんな戦争で焼けてしまった」
聞き手「(あれ?太平洋戦争では京都は戦禍を免れたはずなのに、、、。)あっそうか、幕末の戦乱のことですか?」
古老「いいや、応仁の乱のことです」

※この話は実話で、細川さん(元首相)が言ったという説があるが、定かではない。

2.明治維新
天皇さんは、ちょっとの間江戸に行ってはるだけで、そのうち帰ってきはる」といいながら百年が経ってしまった。

3.豊臣秀吉
「秀吉さんが作らはった御幸通」のように、昔の有名人に対しても親しみを込め、まるでその時代がほんの数年前のような言い回しをする人が多い。
僕の小さいときも、明治維新をリアルタイムで生きてきたかのようなひとが沢山いた。
もちろん悪気はなく、感じたままを喋っていたのだとは思うが。

その当時の建物や生活が一杯残っているのでそう思ってしまうのだろうか?