一澤帆布

ヨットの帆布を使ったかばんで全国区となった一澤帆布が営業を再開するそうな。
父の遺産をめぐって兄弟争いが起こり、今まで実質的に製造と営業を取り仕切っていた三男が独立して、「一澤信三郎帆布」を作った。今までの職員は全て三男に従ったため、「一澤帆布」は売るものがなく閉店していたのである。

一澤信三郎帆布」は「一澤帆布」の斜め向かいに店を構え、連日行列が出来る繁盛振りである。(写真の日は日曜のため休業)

修学旅行生をはじめ全国からこのかばんを買いに来る人は多く、確かにしっかりした縫製で丈夫なかばんである。デザインもシンプルで、いまやステータスとなっているが、ほんの10数年前までは小さな店で細々と営業をしていたのを記憶している。その頃は兄弟げんかもなく仲良くやっていたのだと思うが、儲かりすぎるのも困り者である。