京都市新景観政策

市街地の高さ制限の見直しや屋外広告の規制を行う、京都市新景観政策が施行されそうである。
点ではなく面で、京都の質を高めようという試みで、賛成である。バブル期に、主として東京資本が進出を図るため高さ規制を緩和した結果、京都には不釣合いなビル(主にマンション)が建ち始めた。また目立たんかなのどぎつい色の広告も増え、街としての統一感、落ち着きが失われていると感じる京都市民が多いようで、アンケートでは8割が賛成している。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/special/07sinkeikan/index.html

例によって、不動産業者や広告業界が自己の目前の利益のみで反対している。曰く、不動産価値が下がる、広告主が逃げていく、と。
目先の利益に惑わされず長い目で見れば、「京都」としての価値(グレード)が高まるのは必然だし、その頃になって広告を出したいといっても、おそらく物件がないだろう。いま反対している人は、他府県の人で、京都を愛する人ではない様に思う。


このマンションは昨年12月に竣工したが、規制を意識してか31mより上の階(4階分)は、いつでも取り壊せるように出来ている?