京都市学校歴史博物館

トラフィカ京カードは、京都市営地下鉄・バスのお得なプリペイドカードである。3千円支払うと3300円分乗車できる、いまどき10%もの割引率は途方もなく貴重である(銀行預金利率が0.2%くらいであることを考えれば分かるであろう)。

カードのデザインも凝っていて、他都市のような無機質のものではなく、京都の特徴(名所、歴史、文化など)をきれいに出している。


学校歴史博物館が所蔵する膨大な数の美術品の中から、何点かをデザインにしている。

よく知られているように、明治遷都でさびれた京都を復興するには教育が必要だと考えた町衆が、土地や私財を提供して64の小学校を作ったのが明治2年であり、番組小学校と呼ばれている。これらの小学校には、地元の美術家が多くの作品を寄贈しており、それらは現在京都市学校歴史博物館が保管している。

上村松園富岡鉄斎、山口華楊、橋本関雪などの書画をはじめ、河井寛次郎清水六兵衛などの陶芸など一級品が多数ある。ちょっとした美術館以上の所であるが、残念ながら余り知られていない。