気候ネットワーク10周年記念パーティ

気候ネットワーク地球温暖化防止を実現するために市民の立場で政策提言等を行い、日本の温暖化防止政策をリードしているNGOである。1997年に京都で行われたCOP3で京都議定書採択に向けて活動した「気候フォーラム」が母体となり翌年に設立された。
4月19日は丁度10周年と言うことで、ボランティアで関わった人たちを中心に全国から約50人が集まった。
挨拶の中で、浅岡代表や田浦事務局長は異口同音に、これほど長くやるとは思わなかったと語っておられたのが印象的であった。また、いままでの10年よりもこれからの10年を考えることが大事であるとも。
京都議定書は今年から実効年に入っているが、CO2削減は日本では全く進んでいないどころか、かえって悪化している。2012年までに1990年比マイナス6%のはずが達成不可能なため(本気の施策がない)、2050年までに50%削減を目標にする、なんて政府お得意の「先送り」を掲げて悦に入っている状況である。
こんな状況下では、気候ネットワークは解散できないし、ますます活躍してもらわねばと、若い優秀なスタッフやボランティアを見ていると特にそう思う。