東本願寺・御影堂御修復その2



屋根の隅には留蓋という瓦製の置物が。一般的にはいろんな形があるそうだが、東本願寺のは亀の形をしている。火災の時には亀が水を吐いてくれるということで、防火の意味を込めているらしい。パリのノートルダム寺院のキマイラを想い出させるものがある。


工事はもちろん環境に配慮されていて、この大きな屋根(越屋根)を利用して太陽光パネルが設置されたり、温度を下げるための撒水用として雨水タンクも活用されている。                     御影堂工事終了後南隣にある阿弥陀堂でも同じような修復を行うのだが、何より驚いたのはその工事にこの越屋根をそのまま使うと言うことである。すなわち越屋根全体を南側にスライドさせるというのだ。省資源、省コストもさることながら、その技術にびっくり!!