光悦寺

源光庵から徒歩一分のところにある。いわずとしれた本阿弥光悦の草庵の跡がお寺となっている。一帯は光悦が徳川家康から寄進された土地で、光悦村と呼ばれた芸術村らしく江戸初期に自由なアートが勃興したところである。

有名な光悦垣の辺りが少し色づき始めていたが、見頃はまだこれからというところである。

光悦垣の前のY君



境内にはお茶室が多く、頻繁にお茶会が開かれるらしい。翌日もあるらしく、そのときは拝観禁止になるので良いときに行くことができたと思う。隅の方に小さな収蔵庫があるがここには光悦や小堀遠州高村光雲などの本物が多く、思わぬ拾い物をした気分になった。
このお寺の傍には吉野太夫ゆかりの常照寺がある。この地を何度も訪れてはいるがいつも素通りで、今回も空腹を満たすことを優先したので訪れることはできなかった。