今宮神社門前・あぶり餅


今宮神社の東門前に二軒の茶店がある。両方ともあぶり餅を扱う店である(商品はこれのみである)。あぶり餅は、搗き立ての餅を小さく丸め黄な粉をまぶしたのち竹串に刺し炭火で焼き、白味噌だれをつけたものを食するものである。門前の名物と言うことで、東門に向って左側の「かざりや」は創業400年余、右側の「一和(一文字屋和助)」にいたっては1000年前から続いているとのことで、永遠のライバルでありかつ切磋琢磨して共存共栄してきたのだと思う。

かざりや

一和

何気なく置かれた炭俵を含め絵になる風景が多いので、時代劇ではおなじみのスポットである。水戸黄門などでは、今宮神社とともにたびたび登場するので有名かもしれない。
余談ではあるが、この近くに各々の店の専用駐車場がある。20年ほど前は2台程度しか停められなかったが、いまでは8台も。商売順調でなによりである。