洛東の老舗料亭、旅館


京都では鴨川から東を洛東と呼ぶことが多い。一般的には東山山麓までを指すと思うが、広く山科までこう呼ばれるときもある。この店(道楽)は豊国神社への参拝客で栄えたようだが、寛永年間の創業というから370年は経過している。当主は10代目である。屋根の上の鐘馗さんは京町家ではお馴染みである。



「晴れた鴨川のほとりに建つ楼閣」という意味で名付けられた旅館(晴鴨楼)である。天保2年の創業というから、およそ180年経っている。ホームページによれば、この旅館は一泊二食付きこそ日本旅館であるとして、今はやりの片泊まりはないらしい(未確認だが)。それだけ料理に自信があるのだろう。
どちらも庶民が気軽に行ける店ではなく、いまだ足を踏み入れたことがない。