蓼科その3・八ヶ岳



翌朝は別荘地の周りの池を散策し、八ヶ岳中央農業実践大学校で催される野菜の朝市へ出かけた。赤岳への登山口に当たる美濃戸口の途中にあるここは、文字通りこの地で作った新鮮な野菜を採算抜きで販売している朝市で、地元の別荘地の人しかしらない隠れた名所らしい。朝8時半から販売というのにゲートの前には長い車の列ができていた。少し傷の着いたトマトやきゅうりが105円で。とうもろこしも1本105円。見る見る間に特売品はなくなった。自宅に持ち帰って食べたところ、おいしいのなんの、、、。とてもお買い得であった。
この農場は少し高いところにあるため、山々がとてもきれいに見えた。気球体験の向こうに見えるのは、阿弥陀岳。その向うに八ヶ岳の主峰赤岳が隠れて見える。目を反対に転ずれば、御岳、乗鞍から穂高、槍の北アルプスが。西には木曽駒を中心とする中央アルプスが見え、南には甲斐駒、仙丈ケ岳南アルプスが指呼の間に見える。山好きには応えられない景色で、一人興奮していた。その後、ピラタスロープウェイで北横岳頂上付近まで行くと、さらに絶景が。北岳がはっきりと見え、右を見ると立山、剱からさらに北のほうまで(鹿島槍まで?)遠望できた。夏の季節にこれだけ見えるのは珍しいと係りの人が言っていた。ホストの川本さんに感謝しつつの、何から何まで大満足の2日間であった。