ばったん床机



一見どこにでもありそうな京町家だが、よく見ると軒先にはばったん床机がある。ちょっとした商品を展示したり、近所の人たちと語らったりするときには床机として使い、使わないときはこのように収納しておく。特に京都だけのもの、ということはないようだが、見かけることが少なくなってきた。勝手なことを言えば、アロエの鉢がなければ、なお風情があったかもしれないが、京町家はあくまでも住んでいる人が主人公であり、旅人、好事家、研究者などが土足で踏み込んではいけない領域である。