龍馬伝


京都文化博物館で開催中の展示会「龍馬伝」に行ってきた。前売り券を買ったお店のご主人の話では、今までの展覧会の中で群を抜いて売れているそうな。会場に入ってみると、weekdayの昼間にもかかわらず多くの観客がいたのには驚いた。
残念ながら会場内は撮影禁止のため写真はないが、いま流行りの坂本龍馬に関するいろんな角度からの展示が豊富で面白かった。坂本龍馬筆まめぶりは知られているが、小さな紙(その当時としては標準か?)にびっしりと文字が書き連ねてある。武智半平太も同様で、獄中から妻に当てた手紙はなかなか興味深い内容である。平井収二郎が爪で書いたという辞世は鬼気迫るものがあり、どんな思いで書いたのか想像するのも辛いものがある。おりょうさん宛の手紙は全部破棄されたとあったが、残っていればと思わずにいられない。晩年は横須賀で寂しく暮らしたらしいが、研究すればその当時のことはもっと分かるかもしれない。なにしろほんの数十年前のことである。
この展示会は、祇園祭見物の観光客も押し寄せたに違いないが、残念ながら19日までである。