黄檗山萬福寺・その1






中国から渡来した隠元禅師が開いたお寺である。京都の街なかから離れているためか、1661年の創建以来大きな火災に遭っていないので、現存する建物は350年以上前のものということになる。天王殿にはこのような黄金の布袋像が。京都市内にある禅寺と違って異国情緒あふれるお寺である。


大本山だけにいろいろな名物があるが、この俳句もそのひとつである。
山門を 出れば日本ぞ 茶摘唄
無粋な解説をすれば、中国風伽藍の境内を出れば、本場宇治の茶摘歌が聞こえ、日本であることを実感するという意であろうか。