蚕ノ社


京福電車(嵐電)に「蚕ノ社」という駅名があることは昔から知っていたが、実際に訪れたのはこれが初めてである。正式名称は木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)だが、半島より渡来しこの地に勢力を張った秦氏が養蚕・機織・染色の技術に優れたことから摂社養蚕(こかい)神社にちなんで、一般的に蚕ノ社と呼ばれている。

江戸時代にはこのように西陣縮緬組合からの寄進もあったことを示している。

ここは「元糺の池」と呼ばれ今でも清水が湧き出ている。この三鳥居は三方から拝むことが出来るとされ、京都三珍鳥居の一つである。