いづつ・京鹿の子絞り


絞り染めは古代からある手法であるが、着物に使われるようになって
京鹿の子というブランドが確立したように思う。
「総絞りはたかいんやで」と小さい頃に聞かされていたので、今でも絞りの着物を見ると
「高そう」と思ってしまう悲しい性を持っているようだ。
京鹿の子絞りがなんたるかはこのwebsiteを見てほしい。
こういう同業者の組合があるのも京都らしい?


ご覧のように手づくりの作業工程である。高くなるのやむを得ないか!?
括りの道具も手づくりである。

最近ではジーンズに絞り柄を入れてビンテージ物として販売することにも挑戦されている。
1本数万円するらしいがネットで販売している。
この道具も手づくりで工夫されている。
シルクのスカーフ

「伝統とは革新の連続である」と言ったのは羊羹で有名な虎屋さんとある本に書いてあったが、
まさにそんな思いで作業を拝見させてもらった。
このいづつさんには9月まで店子として6階にお世話になっていた。
大変良くしていただいたので、とても感謝している。