ドクターイエロー


黄色い新幹線を見たのは偶然で、初めてである(京都駅にて)。
ドクターイエローと鉄道ファンに名付けられた点検用の新幹線で、
10日に一度程度しか運行されていないらしい。
名前、存在すら知らなかったが鉄道ファンには垂涎の的らしく、
見ればその日1日は幸せになると評判とのこと。
その日は十数時間夜行バスに乗り気仙沼から帰ってきたばかりで、
仮眠すらせず(寝ると起きられないので)NPOの調査のため安来(島根県)に向っただけで、
特に幸せを感じることはなかった。

これを書いていて思い出したが、
その日は安来の駅前の居酒屋で揚げ出し豆腐と牛スジ煮込みを肴に
地元の酒で一杯やっていた。それこそが「幸せ」だったのかもしれない。
揚げ出しも煮込みも予想以上に美味しかったことを再び思い出した次第である。

というわけで、
今年1年がみなさまにとって幸せな年でありますよう、お祈り申し上げます。