廣野了頓邸跡




中京区室町通新町通の中間に、三条から六角まで細い道が通っている。
この道は通り名がないが、了頓辻子(図子)と呼ばれる、いわゆる路地(京都の人はろーじと呼ぶ)のひとつである。
江戸時代にはこのような辻子が91もあったと、当時の本に書かれているくらい、
京都では馴染みのものである。
大規模開発でなくなったとは言え、まだ相当数残っているのではないだろうか?
廣野了頓は桃山期の茶人で、秀吉や家康もここでお茶を飲んだと高札には書かれている。