南三陸・気仙沼大島

8月上旬に、仙台から南三陸町気仙沼と周り大島に一泊した。
同行してくれたのは、昨年のボランティアバス第8陣のメンバー6人である。

大島を巡り、美味しいものを食べ、気仙沼みなと祭りで復興屋台を訪ねると言う
全くの観光旅行であった。

とはいえ、昨年の活動現場のその後も気になり、何箇所かを見て歩いた。

南三陸町歌津地区の歩道のようにすっかり回復しているところもあれば、
馬場中山地区や大島の各地区のように、建物が撤去されたままの荒地も多かった。

昨年5月の志津川町中心部の様子

防災対策庁舎の名前が虚しい現場。
多くの花束が手向けられていた。前年の写真に写っている志津川病院は取り壊し中であったが、
それ以外は周辺には何もない荒地のままである。
地震当日テレビで「志津川町壊滅状態です!」と叫んでいたが、いまでもそれは変わらない気がする。


これは1年前の気仙沼市鹿折地区だが、周りの建物は全て取り壊され更地になっているが、
この船はそのままである。

震災から1年半経ったが、復興どころか復旧もままならないことを実感した。
折に触れて、このブログでも発信していきたい。