歌津地区のこの場所はご覧のような山の中であり、
この背後は峠になっている。
川を遡ってこんなところにまで津波は押し寄せたのである。
我々に課せられた作業は、交通の激しい幹線道路沿いの歩道を
通れるようにして、小中学生の通学路を確保することであった。
半日でいかほどのことができるわけでもないが、次の日また次の日と
多くのボランティアが活動することにより、このような状態まで回復した。
このような情景を目の当たりにして、少し温かい気持ちになった。
同行したみなさんも同じ思いだったであろう。