水無月


今日、6月30日は上半期最後の日である。
京都では、半年の穢れを祓い清めるため、
夏越の祓いが各神社で行われる。


八の字周りをするのが習わしである。


ここ下御霊神社でも朝早くから多くの人がお参りしていた。
歩き始めたばかりの幼児も懸命に茅の輪をくぐっていたが、
よっこらしょとばかり跨ぐのに難儀していた。


こちらは熊野神社の風景。


またこの日に「水無月」を食べる風習があり、京都ならどこのお菓子やさんでも販売している(スーパーでも)。
通りがかりに買い求めたこちらの店では、店主がいろいろと薀蓄を語ってくれた。
「最近は餅屋でも売っているが、うちは菓子屋である。何年も老舗の○○で修行した」とこだわり+プライドを延々と。

決して大掛かりな宣伝をしているわけでもなく、店頭に並んでいる商品の品数も少なかったが、
すぐにその訳は分った。

表千家お出入りで、この丸いお菓子が売り物であるらしい。
大徳寺納豆を州浜でくるんだ感じで、奨められて一つ口に
ほおばったがおいしかった。
珍しいので買い求めたが、一袋1200円。
お茶席のお菓子だと思えば高くはないのかもしれない、、、。