千・閉店

1001日目の話題は「千」の閉店。
前の職場の近くにあり、素人料理という看板につられて
暖簾をくぐったのは、今から8年位前のことだろうか。

女将さんの人柄とリーズナブル価格につられて、それから足しげく通ったものである。
しばらくして、ご主人にサラリーマン時代仕事でお世話になったことに気付いた。

それ以来大変親しくしていただき、仕事でお手伝いいただいたこともあれば、
地域のまちづくりにお誘いいただいたこともあった。
今でもプライベートで結構お世話になっている。

そのおかげで店に来られる多くの方とお知り合いになることができた。
また多くの友人を連れて行ったものである。

外観からわかるようにとても庶民的な店だが、不思議なことに客筋がいい。
地元の警察署長や消防署長、税務署長などがしょっちゅう出入りしていた。
知事も何度か来たことがある。もちろん地元の人も。
東京の友人で大企業の社長をしているのを連れて行ったことがあるが、
とても気に入ってくれて京都に来るたびにお邪魔した。

ご主人夫婦が高齢になられて、店を閉めることになったのであるが、誠に寂しく残念である。
「千セット=生ビール1杯+おでん3品+小鉢2品」1000円に生ビールを追加して1450円で
2時間ほど過ごせる店を探さねばならないが、そんな虫のいい店はないかもしれない。