既に今月初めに終了しているが、
京都市美術館での竹内栖鳳展について。
右から2番目の垂れ幕が「絵になる最初」。その左は上村松園。
金獅子をはじめライオンを描いたものも多数展示されていたが、
個人的には「おぼろ月」が好きである。
狐がおぼろ月を眺めている絵だが、栖鳳の他の作品と違い
メルヘンを感じさせるものがある。
不思議なことにこの絵葉書は売っていなかった。
95年ぶりに見つかったという「日稼」という大作は、
余り人物画を描かなかった作者の最後の人物画である。
下絵展が併設されていたが、こちらは入場者もまばらでゆっくりとみることが出来た。
栖鳳展のチケットを持っていれば200円で入ることが出来、お値打ちであった。