祇園祭ごみゼロ大作戦


祇園祭に見物側でなく参加したのは2回目である。


今年は祇園祭ごみゼロ大作戦のボランティアとして参加した。
宵山で出るごみの量は例年60トン弱で、露店数が減少してもごみの量が
減ることはなく、社会問題となっていた。その対策の一つとして、今年から
使い捨て食器ではなくリユース食器を使用して、ごみを減らそうという取り組みが始まった。
NPOが中心となり、露天商組合や産廃業者らも参加した壮大な取り組みである。

烏丸通四条通を中心に大小30余りのエコステーションを置き、
リユース食器の回収に加え、ごみの分別回収も行った。
現場で見る限り皆さん分別に協力的で、道路に落ちているごみは少なかったように思う。
エコステーション26番

果たしてどれくらいの成果が出たのかは検証中だと思うが、
課題もたくさん見えた。今後継続して行うためにも、課題をできるだけ
洗い出し次に繋げていってほしいと思う。


コアスタッフの一部。ご覧のように、若い人たちが企画し、実行するまで
相当苦労したと思う。1600人ものボランティアを動かすことは中々ないし、
出来ないことである。こういった人たちが次の時代を担ってくれるかと思うと
少しは安心する部分もある。

因みに、一度目は10年前。当時事務所があった占出山町は、
オフィスビルばかりで夜間人口が少なく、人手が足りないので
駆り出された。宵山の日に不寝番として懸想品を警護するのである。
町会所に飾られている胴掛け3枚(それぞれ日本三景が刺繍されている)は、
複製品でも1枚5百万円し、本物は2千万円。それ以外にも美術品が多数あり、
放火略奪されないための番であった(実際はその恐れは少なく、寝ていたが)。
翌日は裃をつけて巡行のお伴を務めた。カンカン照りの都大路のど真ん中を歩いて、
暑さで相当に疲れたことは憶えている。