祇園祭・屏風祭

宵山には、山鉾町の家々がご自慢の所蔵品を飾って
道行く人の目を楽しませてくれる。これが屏風祭りと言われ、祇園祭の楽しみの一つである。

以前に比べてその数は減ったように思うが、
今でも新町通をはじめとして各町内で見ることができる。
今年から後祭りが復活して元の姿に戻ったが、
屏風を飾っているのは後祭りの町内が多いことが分かったのも新鮮である。



このお宅の屏風は素人目にも見事だと思うが、
名のある画家の作品だろうか。

別のお宅では「光琳百花図」が飾られていた。
もちろん400年前の尾形光琳が描いたものではないが、
光琳の花の絵を円山応挙が模写?したとの解説が添えてあった。
こんな国宝級のお宝が町家に残されているというのも、町衆の力を示すものとして面白い。

6年前の記事から