瑠璃光院


比叡山の麓、八瀬は紅葉の名所として知られているが、
その名声をさらに高める場所が出現した。

長らく実業家が所有していた数寄屋風の屋敷を
10年ほど前宗教法人が買い取り、瑠璃光院と名付けた。

一般公開をするのは2年ぶりとかで、しかも2週間だけ。



山門をくぐり階段を上がったところに玄関がある。
2階に昇るとまずこの景色が出迎えてくれる。

襖を取り払った20畳敷のお座敷から見る風景は、
一瞬息をのむような美しさである。
数多の紅葉の名所や北アルプス涸沢カールの雄大な紅葉なども見てきたが、
それらに勝るとも劣らないといえば過言だろうか?

お庭自体が自然そのままで植林等はしていないとのことで、
ありのままだからこそ、余計美しさを感じるのかもしれない
(松は一本も生えていない)。

殆ど知られていないにもかかわらず、この様に多くの観光客が
カメラを構えていた。芳名録を見ると、台湾の人も多く記帳していた。
台湾では有名なのかもしれない。

拝観料2000円也だが、不思議と惜しくはなかった。