2015-03-30 平安神宮神苑 神社 花だより 谷崎潤一郎の小説「細雪」では、主人公一家が毎年 わざわざ芦屋から京都まで一泊二日の花見見物に来る。 祇園の夜桜や嵐山を見物した後一番最後にここに来るのは、 この神苑のベニシダレが一番美しいと思っているからである。今までなかなか見る機会がなかったので、 思い立って今日出かけてみたが、 残念ながら見ごろは未だであった。法然院にある谷崎夫妻の墓所には枝垂れ桜が植えられている。 谷崎はよほどこの平安神宮の桜が好きだったのであろう。