福田金属箔粉

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護は石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。

この会社は元禄13(1700)年創業というから300年以上の歴史がある。
現在本社は山科区にあり、ここ創業の地は資料館として蘇った。
名前だけは知っていたが、この会社の製品がなければコンピューターや
携帯電話の発展はなかったと言われているくらいである。
「第1回ものづくり日本大賞」を受賞したように、京都にはこの様な独自の技術で世界に進出している
中小企業が多い。
鬼門除けが奏功したと言えば言い過ぎだろうか⁉