物語であまりにも有名な、平家打倒の密議が行われたとされるのが、
僧俊寛の鹿ケ谷の別荘である。
霊鑑寺の横を抜けて大文字に上る途中にその山荘跡を記した石碑が立っている。
大体の場所は認識していたが、これほどの山の中とは思わなかった。
白河上皇が法勝寺等六勝寺を営んだ岡崎の地から
そう遠くないとはいえ、平安時代には相当の深山幽谷であったと思われる。
そんな人里離れた所での謀議がばれたのは、やはり密偵がいたからか?
あるいは裏切り者が出たか、、、?
捕えられた俊寛のその後は、小説や戯曲に詳しいが、悲劇の主人公である。
この道は今は京都一周トレイルとなって大文字山に続いている。