美術館・白鳳展

月参りに来てもらったお寺さんの話にインスパイアされ、
奈良国立博物館へ出かけた。

歴史的には白鳳と言う時代はないのだが、美術史的には飛鳥と天平の間と言うことになる。

薬師寺月光菩薩像が光背を外し、真後ろからも拝むことができる。
聖観世音菩薩像も同様である。

薬師寺東塔が修理中ということで、九輪と水煙を間近で見ることができたのは
とてもよかった。

高校時代に習った亀井勝一郎の、「ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲」や
大学時代に知った会津八一の、「すゐえんのあまつをとめがころもでのひまにもすめるあきのそらかな」を
想いだし、柄にもなくロマンチックな気分に浸ることができた。

この講演会に入るためこの様な行列ができていた。
1時半開始なのだが、まだ12時半である。