今年の顔見世

年末恒例の南座の顔見世興行(東西合同大歌舞伎)が始まった。
今年は四代目中村鴈治郎襲名披露が中心である。

写真の日は12月4日で、5日ある花街総見のうちの一日である。
花街総見とは、京都にある五つの花街の芸舞妓が総出で顔見世見物をすることをいう。
この日はどこの花街の順番だったか知らないが、正面に舞台を見て、左右の桟敷には着飾った
芸舞妓が観劇している。それを想像するだけで華やかな気分になってくる。
残念ながら、今年も見ずじまいである。

過去の記事より

総見の帰りだろうか、舞妓さんが二人、悠々と交差点を渡っている。
楽しく語り合っている彼女たちにしてみれば日常かも知れないが、
我々にとっては非日常である。

こんな風景が普通に見られるのも、京都ならではである。