先月大阪で開催された首記の講演会に出かけた。
冒頭、浜さんは講演タイトル「アベノミクスの功罪」に言及した。
曰く、「これは主催者がつけたもので私ならアホノミクスの大罪とする」と
つかみから飛ばしてきた。
講演内容は至極まともなもので、印象に残ったことは次の点である。
1.経済活動とは人間を幸せにすること
2.経済政策の使命は、均衡回復と弱者救済の2つである
3.経済活動が成長を必要とする場合
・これからすべてが始まる時(生まれたての経済)
・これまでのすべてを失ってしまった時(焼け野原経済)
4.現在の日本は育ちあがった大人の経済で、豊かさの中に貧困問題を抱えている
5.豊かさの分かち合い=分配の仕組みに問題がある
経団連が法人税率を引き下げる見返りに自民党に献金するのは、悪代官と越後屋の関係を見るようである
6.出席者からは、富の再分配に関する質問が多く出ていた(富が偏在化している)
安倍首相は相変わらず「経済は上手く行っている」と強弁しているが、
どれだけの人が実感しているのだろうか?