冷泉家

縁あってご紹介いただいたので、冷泉家の中を拝見した。
冷泉家は現役のお屋敷なので、「邸宅跡」に入れるのは失礼だが、
他のジャンルがないのでこのままでお許しを願う。

右近の橘に左近の梅。平安時代に花と言えば、桜ではなく梅であった名残かもしれない。

右手のお蔵は単なる土蔵ではない。中には、明月記や藤原定家筆の古今和歌集などの
国宝が収納されている文字通り「蔵」である。
歴代当主以外は入れないとのこと。

台所には、長刀鉾に飾られている物(名前は不詳)をいただき、毎年飾っている。

禅寺のようで面白い。

この家を維持していくのがいかに大変かと言うお話も伺った。
こちらに比べれば我が家の苦労など足許にも及ばない。