洛中洛外図屏風

ひとまち交流館地下のロビーに上杉本洛中洛外図屏風が飾られている(もちろん複写)。
これだけ精巧であると、なにも美術館で行列しなくても満足できるかもしれない。

有名寺社や祭、行事、風俗画巧妙に描かれている。
中央には千本閻魔堂の念仏狂言、その上は金閣寺舎利殿、さらに上端には神護寺が。

紫宸殿での節会や小御所、遠くには北野天満宮が描かれている。

祇園祭長刀鉾に蟷螂山や傘鉾など。上を流れるのは鴨川、下は堀川か?
浄教寺という名前も出てくるが、僕は知らない。
調べれば、平重盛ゆかりの寺で寺町四条に現存するらしい。

よくできた興味深い屏風である。