清水寺

京都観光定番中の定番、清水寺
このブログでは定番スポットはあまり登場しないのだが、
今回はある会合が塔頭成就院であったのでその時のことを載せてみる。

普段は非公開なので今回初めてお庭を拝見した。
雪月花の庭のうち、ここは月の庭として有名である。
撮影禁止なので写真がないのが残念だが、東山を借景にした見事な池泉式のお庭である。

雪月花の庭、秀吉好みの誰が袖手水鉢、加藤清正が朝鮮より持ち返った敷石、烏帽子岩、蜻蛉燈篭、
月照などなど、この塔頭だけで京都検定1級の問題が作れそうである。

安政の大獄を逃れるため西郷隆盛とともに薩摩に下り、入水自殺した月照の遺品を幕府に隠れて
京都に持ち返った下僕大槻重助の功に報いるため、清水寺境内で茶店を営む権利が遺族に与えられた。
これが忠僕茶屋の由来で、今でも子孫が引き継いで営業している。

似たような謂れが「舌切茶屋」にも残っている。