千切屋

幟と呼ぶのだろうか、真っ赤な大きな生地に「千」の字がはためいている。

遠くからでも鮮やかに目に飛び込んでくる。

千切屋は創業290年になる屈指の呉服問屋である。奥に入ったことはないが、
昔ながらの店構えが、何とも頼もしく感じられる。
界隈の店がビルに変わっていくから、余計にそう感じるのかもしれない。