60年前の通園路

60年以上前の話である。
近所に幼稚園がなかったので(妹、弟はその後開設された近所の市立幼稚園に通った)、
京都御苑を斜めに横切って、鴨沂幼稚園に通っていた。

この木の根っこで遊んだり、

この土手についていた踏み分け道を歩いて通ったものである(今は痕跡がないが)。

いま大人の足で歩いても15分はかかるのに、
子どもの足でしかも遊びながらではどれだけ時間がかかったことだろう。

人生一番古い記憶は何かと問われたら、幼稚園への行き帰りのこの風景ではないかと思う。