大正14年に、木屋町三条上るにあった三井家木屋町別邸がこの地に移築された。
戦後国に譲渡され、平成19年まで京都家庭裁判所の所長宿舎として使用されていた。
こんな豪華な宿舎を与えられていたとは官吏冥利に尽きるのではないだろうか。
池には下鴨神社から流れて来ている泉川の水を取り入れている。
急な階段を上って、普段は非公開である3階の望楼にたどり着く。
大文字をはじめとする東山連峰や、眼下のお庭の眺めが素晴らしい。
大正時代に既にこのようなモダンな造作があったのかもしれない。
加茂御祖神社(下鴨神社)の参道のすぐ脇に位置している。
特別公開中とあって長蛇の列。これで大体40分待ちであった。