宇治には宇治市が直営する源氏物語ミュージアムという一風変わった博物館がある。
宇治十帖の舞台であることを大いに喧伝しようというのだろう。
また宇治市は紫式部文学賞という女流作家を顕彰する事業も行っている。
このミュージアムを訪れたのは2回目である。
今回この地図を見てとても参考になったことがある。
夕霧の別荘が今の平等院辺りであるというのは良く知られているが、
八の宮の邸宅、即ち大君や中の君が住んでいたのが、今の宇治上神社あたりという設定である。
これをイメージして読んでみると、また新たな発見があるから面白い。