大文字送り火の守り人

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極めてクローズドな集まりで、大文字保存会長谷川会長の話を2時間に渡って聞く機会があった。f:id:mfujino706:20190802200645j:plain
送り火はこの世に帰ってきた精霊を再びあの世に送るというお盆の行事であり、広く行われるようになったのは、仏教が庶民の間に浸透していった室町時代以降であると言われている。
現在では五山の送り火であるが、以前には「い」や「一」、「蛇」などもあったらしいが廃絶してしまった。f:id:mfujino706:20190802195945j:plain
大文字は明治期に地元48軒に分け与えられ代々受け継いできたが、支える担い手はこの10年で10軒減少し、後世に継承していくことが課題であると話しておられた。
お話を聞くと薪の調達から火床(75床あり)の整備、下草刈りなど1年中何かと準備しているが、火が付いている時間は15~20分間で終わってしまう。

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保存会自体もボランティアだが、その他年間800人の人たちがボランティアとして手伝っているとのこと。f:id:mfujino706:20190805131029j:plainf:id:mfujino706:20190805131040j:plain
8月16日にはこの道を多くの人が登っていくことになる。