今こそ聞きたい講演会・未来へのバトン


「100年先もみんなそらのしたで幸せに暮らしていてほしい」とミッションに掲げるミンナソラノシタの講演会が10月22日に開催された。第1部で講演予定の菅谷昭松本市長が新たな台風の襲来に備えて松本市を離れることができなくなり急遽不参加となるハプニングが発生。しかもその連絡があったのは前日の朝という大ピンチに。菅谷さんは、チェルノブイリ原発事故後のベラルーシで5年間医療活動に従事されたお医者さんで、講演を楽しみにしていた人も多かったはず。

プログラムを一部変更しての開催となったが、それでも200名の参加者があり、関心の高さをうかがわせた。
今回の幼稚園留学に参加した福島のお母さんは、京都に来て初めて洗濯物を外で干した。乾燥機と違う感触が嬉しいと話していた。第1回目と2回目に参加したお母さん方も福島から駆けつけてきてくれ、京都の幼稚園で遊ぶ子どもの靴に砂が入っていて涙が出たとも語ってくれた。
世間では福島のことは終わったこと思われているかもしれないが、京都では普通のことがまだまだ福島ではそうではないという現状を聞き、課題山積であると改めて思い知らされた1日であった。