蜷川虎三の墓

泉涌寺別格本山の雲龍院を後にして、今熊野観音寺、即成院にお参りしてから、新熊野神社に参拝した。後白河法皇が熊野本宮を勧請し、社殿は平清盛が造営。足利義満観阿弥世阿弥の能を初めて見たのがこの社で、歴史上の有名人が多数出てくる割には、余り知られていない。
名物のクスノキのきは余りに大きすぎて写真に入らない。

熊野神社を出て、とっておきのマル秘スポット東山跨線橋に向かった。
ただ危険だというので通行禁止になっていたのは意外で、残念であった。
東山跨線橋については
mfujino706.hatenablog.com過去の記事を参照されたし。

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道路脇で佇んでいたご老人に話しかけてみると、この界隈のいろんな話を一杯聞かせてくれた。極めつけは、この先を上って行くと京都市営墓地があり、そこを通り抜けると智積院の墓地がある。そこに
ja.wikipedia.org蜷川虎三さんのお墓おがあると教えてもらった。

教えられた通り行くと智積院の墓地入口に着いたが、果たして目指すお墓はどこにあるか分からない。同行のK君が傍にいた男性に尋ねてみると実に親切に教えてもらえた。蜷川さんの大ファンで3か月に1度ほどお参りに来ているとのこと。周りの草を取ったり清掃したりとまさに奉仕である。

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その後智積院境内を抜けて東山通まで出た。

計算されつくしたありきたりのガイドツアーでなく、行きあたりばったりの旅は実に楽しい。そこには町の人が絡んでいるからなおさらであることを実感した1日であった。