2021-05-22 十念の辻・新町松原 京のまちかど 京都の街中ではどこにでも見られるありふれた交差点だが、 この新町通松原通の交差点には、ちょっとした歴史がある。 その昔江戸時代、死罪を申し付けられた罪人が六角獄舎を出て市中引き回しの上、この辻で僧侶にお念仏を十回唱えてもらってから刑場に向かったことから、十念の辻と呼ばれるようになったとの謂れがある。 ここから東へ向かえば粟田口刑場、西に行けば西土手刑場があった。