五能線は辺境の地を走るイメージがあり、特に日本海を見ながらの旅に憧れ、今回の旅行の目的の一つであった。最初の計画では昨年12月、日本海に降る雪を車窓から眺めるのを楽しみにしていたが、コロナの影響ですべてキャンセルしてしまった。今回は飛行機のキャンセルフィーもばかにならないし、宿にも迷惑をかけるとの理由で、あえて県境をまたいだ。
リゾートしらかみという快速列車で530円の指定券のみで3時間の列車の旅が楽しめる。
3編成あるうちのこれは橅(ぶな)。
ボックス席もリゾート列車仕様である。
車内に売店があり、地元の銘酒が逆さまに吊るされているからには、利き酒をせねばならない。
途中、200年前の地震により海底が隆起してできた千畳敷海岸で、15分の見学停車があった。乗客は列車を出て海岸を散策する。乗り遅れないようにと発車3分前に汽笛が鳴るのも面白い。
帰路に利用したのは「くまげら」。
車内では津軽三味線の生演奏というおまけがあったのも、嬉しかった。