鬼門除け・下立売千本

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護には石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。
f:id:mfujino706:20210422110846j:plain
下立売通りの堀川から西大路までの間を歩くと、結構な数の鬼門除けを見ることが出来る。f:id:mfujino706:20210422110909j:plain
こちらの鬼門除けは、比較的新しいのではないかと判断できる。